キャンプと子供たちと1戸建て
皆さま、ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたでしょうか?
実家に帰省された方、地元でのんびり過ごされた方、はてまたお仕事だった方、様々な過ごし方があったかと思います。ゆっくり出来ましたでしょうか?
私は連休の2日間を利用して、岐阜の付知峡という所へ家族連れでキャンプに行ってきました。
家族連れ、といいましても自分のとこ1家族ではなく、近所に住む同じ分譲地内の仲の良い3家族、合計4家族の大人8名子供11名、という大世帯なのでした。
下は0歳児から上は小学2年生まで幅広くラインナップが取り揃っていたので、ゆっくり川のせせらぎを聞きながらスコッチを傾ける、なんて優雅なことは当然の如く出来ず、誰かがカレーをこぼしただの、あの子よりも肉が少ないだの、ペグのロープに足を引っ掛けて擦りむいてワンワン泣いてる、だの動物園状態ではあるのですが、それはそれで楽しかったんですよね。
なぜか?
1戸建ての場合、ガレージにスノーボードが載った車が停まっていたら「あ、ここの家族はウィンタースポーツが好きなんだな」とか、いつも庭先のお花が綺麗に咲いていたら「あ、ここの奥さんはガーデニングに興味があるんだな」とか、オリジナリティ溢れる表札だったら「あ、ここの方は個性豊かな人だな」とか、それぞれの趣味や好きなものをお庭やポスト、フェンスに引っ掛けるなど、あらゆる所で表現できて、それを周りの方が見ますよね。
家を持つ、というのは家族のため、という理由が多いと思われます。そうなると子供がいるお家があり、その子の同級生や仲の良い友達も出来、自然と親同士もコミュニケーションを取るようになる。最初は「あっ、あそこのお家なんですね!」から始まって「へー、アウトドア好きなんですねー」「ウチも行ってみたいけど、自分たちだけじゃ自信なくて・・」「じゃあ、ここらのみんなで一緒に行きますか!」「いいっすねー!」(少し強引ですいません)
つまり、基礎的なコミニュケーションが取れている間柄の人達が、野外で同じ釜のメシを食う、というのが一気に距離が縮まって、ワイワイやってるとなんだか楽しいな、という気持ちに人はなるのかと。
これはマンションでも当然、同じことが起きると思います。が、専有部があまりオープンにならないので基礎的なコミュニケーションが、かなり積極的にいかないと成立しないのでは、と感じます。(そんなことないよ、という方、すいません)
それに比べて1戸建ての場合、最近はほとんどオープン外構(生垣などで家を覆わない、死角を作らないお庭)が主流ですので、なんとなく住んでる方の個性がにじみ出ていきますよね。
昨今コミュニケーションが希薄になっている、核家族化、などと叫ばれて久しいですが、遠くの親戚より近くの他人、周り近所の方々と知らず知らずのうちに体験を共有できるのも、戸建て住宅の魅力の1つではないでしょうか?
オカヤン(岡田)